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ブラックマグマが開発中の兵器からとんでもないタナボタが! こんなタナボタいらない!

CHAPTER 22 東京大パニック!

 ブラックマグマがまた新しい兵器の開発を進めていた。

 実験台に乗せられたカエルにその兵器となる液体が吹き付けられていく・・・。  開発の様子を監督しているゼロガールズがやって来た。

 「化石化マンガン水を総統は待っておられる。完成を急げ!」   すると急に緊急事態を示すブザーが鳴り響いた!

 開発中の化石化マンガン水がどこからか漏れ出しているようだ。

 化石化マンガン水が流れるパイプが秘密工場となっている洞窟の中を巡っているが、洞窟内を流れる自然の川に面したパイプの1ヶ所が壊れ、

そこから化石化マンガン水が漏れ、川へ流れ出ていた。

 それを見つけたゼロフォーマシンマンにパイプの修理をさせ、傍らで化石化マンガン水をおいしそうに飲んでいたカブトガニモンガーに川の下流をチェックするよう命じた。

 

 その化石化マンガン水が流れ出したさかき川の上流の川原でスナックサファリの近くにあるケーキ屋の二宮さんが釣りをしていた。 

 浮きが上下に動き・・・ 「お!こりゃ手ごたえあるぞ!」 リールをどんどん巻き上げて釣れた魚は真っ白に化石化していた! 「なんだこりゃ、この魚!!」

  「モンガーー!!」 そこへカブトガニモンガーマシンマンを引き連れて現れた!

 「ブラックマグマの秘密を知った者は許さん!化石化人間第1号だ!化石化ガス!!」

 カブトガニモンガーが口から吹きだしたガスを浴びて二宮さんは釣れた魚と同じように真っ白に化石になってしまった!

 

  「ほい、おまちどぉ!」  スナックサファリに悲しい顔を浮かべた二宮さんの娘、ひろみちゃんが来ていた。

 お父さんが釣りに行ったまま帰ってこないという。

  「ひろみちゃん、心配しなさんな! おじさんに任せときなさい!」 「ねぇ、お父さん、私が一緒について行ってあげてもいいかしら?」

 「おー、そうしてくれるかい!」 「美佐お姉さん、ありがとう!」 

 「でも若くて美しい娘が2人、さかき川に行くのは危険すぎるわね!」 「ひょひょ!じゃボクがボディーガードを務めましょう!」 「ホント!?豹さんも行ってくれるの!?」 

 「危険すぎる・・・」 マスターは眉間にシワを寄せた。 「ボクが行くんスよ!?」 「それがキケンすぎる!!」 「ひょぉーひゃぁー!!」 

 マスターにびしっ!!と指をさされてはびっくり!! そんなやりとりを見てひろみちゃんに笑顔が戻った。

 「ひろみちゃんの店が早く開いてくれないとなー、つまりー・・・おじさん、早くケーキが食いたいんだよ。」 「ホント?」 「あたしもよ!」

 こうして二宮さんを探しにボディーガードをつけた美佐ちゃんひろみちゃんはさかき川へ向かった。

 

 ブラックマグマの秘密工場で化石化マンガン水が人体に及ぼす影響が研究されていた。 真っ白に化石化したまま動かない二宮さんが台に乗せられていた・・・。

 しかし心臓は動き、脳細胞にもまだ反応があり、人間は化石化しても即死しないことが分かった。  すると監視中の外部を映したモニターに・・・

 「あ! 豹朝夫!! ここの秘密は絶対守らなければ!」  二宮さんを探しに来た達が映し出されていた!  ゼロワンカブトガニモンガーを向かわせた! 

 

 「あぶない!!」 美佐ちゃんひろみちゃんを任せてカブトガニモンガーへ向かって行った!

 しかしカブトガニモンガーの化石化ガスを浴びたパンサーは左肩を化石にされてしまった! 「かっ、肩がしびれる・・・」

 草むらからそれを見ていた美佐ちゃんはトランシーバーで嵐山長官の元へ応援を頼んだ!  しかしイーグルシャークはなかなか来ない・・・

 体が自由に動かないパンサーの大ピンチを目の当たりにして・・・ 「パンサー!!」 美佐ちゃんひろみちゃんのそばをわずかに離れたその時・・・

 「・・・!」 ひろみちゃんが見つけた1つのリール。 「これはお父さんの・・・」

 

 カブトガニモンガーパンサーにとどめを刺そうとした時、ジャガーバルカンの援護が来た! 「イーグル!シャーク!」

 美佐ちゃんパンサーが間一髪危機を逃れたのを確認してホッと一息。 「ジャガーバルカン・・・ ひろみちゃん、行きま・・・!!」

 ひろみちゃんの姿が消えていた。

 

 ひろみちゃんはお父さんのリールをを手繰り、かなり山奥まで来ていた。 そして手繰り寄せた釣り糸はとうとう浮きまで届いてしまった・・・。

 しかし二宮さんの姿はどこにも見当たらない。  それでも周りを伺いながら先へ進んでいくと・・・・ 「あぁーーーっ!!」

  足元にあった大きな穴へ落ちてしまった!

 

 美佐ちゃんサンバルカンと合流してひろみちゃんがいなくなった事を伝えた。 「何!? 美佐ちゃんは先に帰った方がいい。」

 「いいえ、私も太陽戦隊の一員。 ひろみちゃんを見失った責任があります。」 「よし、手分けして捜そう。」 「おう!」 

 「おい、あれは何だ!!」  シャークが見つけたのは、真っ白に固まった魚。 「何だこの魚は・・・」 「まるで化石だ。」

 この事は基地へいる嵐山長官にも伝えられた。

 「何?川魚が化石に?」 『はい。たぶんこの近くにブラックマグマの工場があり、その排水が流出したのではないかと思われます。』

 嵐山長官はさかき川の水が東京の水道の主流となっている事に気づき、水質調査部に水の検査を命じた。

 その結果、データは危険な混入物の存在を示した。 

 さかき川周辺の浄水場が断水したことで消火活動が進まなかったり、水不足による住民のパニックが起きた。

 

 ブラックマグマの秘密工場では開発中の化石化マンガン水の漏れで予想外に起きた東京のパニックに笑いが止まらない。

 「これで化石化マンガン水が完成すれば日本を手の中に収めたと同じもの!」

 しかしサンバルカンが付近を警戒している。 化石化マンガン水は第3工場へ移動されることになった。

 

 ----------- ガラガラガラ・・・

 小石が転がる音でひろみちゃんは目を覚ました。 どこかの洞窟に落ちたようだ。 怪我は無いようだが、空が見えるのははるか頭上だった。

 「登れないわ・・・どうしよう・・・お父さん・・・」 自作の魚の形をしたバッチを、大量のおまじないにと釣りへ行くお父さんへあげた今朝の事を思い出していた。

 あれからお父さんは姿を消してしまった。 お父さんを捜して洞窟を進んでいくが・・・   後ろからマシンマンに頭を殴られて・・・

 

 3方に分かれてひろみちゃんを捜していたサンバルカン。 パンサー美佐ちゃんブラックマグマの姿を見つけて木陰から様子を伺った。

 「美佐ちゃん、ここにいた方がいい。」 「いえ、あたし1人でもひろみちゃんを捜すわ。」 「気をつけろよ。」 OK。」

 美佐ちゃんパンサーと分かれてひろみちゃんを捜して茂みを掻き分けていった。

 同じ頃イーグルシャークマシンマンに会い、尾行を始めていた。

 ひろみちゃんを捜していた美佐ちゃんは、ゼロガールズがジープに乗って洞窟から出てくる所を見つけた。

 しかしマシンマンを追っていたサンバルカンマシンマンにうまく撒かれてしまい、やがて3人は合流した。

 「どうなってるんだ!どこにもいないぞ!」 「俺達を誘い出したんだ!」 「おのれ・・・」

 するとサンバルカンが揃うのを待っていたかのようにマシンマンが崖の上から現れ、手榴弾を投げつけてきた!

 間一髪避けて・・・ 「ブラックマグマのワナか!」   そこへイーグルのブレスレットへ美佐ちゃんから連絡が来た。

 「こちら美佐。応答願います。 ブラックマグマのトラックが移動しています。 荷台にドラム缶が。」

 ドラム缶を山ほど積んだトラックを、ゼロガールズの乗ったジープが引き連れてどこかへ移動していった。

  「あのドラム缶の中に重要なものが・・・」

 

 連絡を受けてパンサーがドラム缶を積んだトラックの荷台に飛び乗った!

 運転席のマシンマンに掴みかかってハンドルを回し、トラックを岩壁に向けて走らせた!

 ギリギリのところでパンサーは飛び降りて、トラックはそのまま壁に衝突して大爆発を起こした!

 その衝撃で荷台に積まれた化石化マンガン水が次々と爆発を起こして水柱を上げた! 水柱を浴びたマシンマンがどんどん化石化していく!

 それを見たゼロガールズカブトガニモンガーは逃げようとするがイーグルシャークも駆けつけた。

 しかしマシンマンをけしかけて、そのスキにジープに乗って洞窟の中へ逃げ込んでしまった。

 

 ゼロワンは秘密工場の存在をサンバルカンに知られた以上、もう倒すしかないと考え、カブトガニモンガー達に戦闘配置に付くよう、命じた。

  「サンバルカンめ・・・ 必ず息の根を止めてやる・・・」

 

 サンバルカンブラックマグマの逃げ込んだ洞窟に潜入していた。  しかし中はもぬけの空・・・。 やがてたどり着いたのは・・・

 「ここは敵の司令室らしい。」 「よーし、一挙に爆破しよう!」 「待て!それは危険だ。 二宮さん達を探し出すのが先決だ。」

 「俺とシャークと美佐ちゃんで二宮さん達を救出する。」 「俺がジャガーバルカンでこの基地を破壊するってわけか。」 「そうだ。」

 「サンバルカントリプル作戦というわけね。」 「いくぞ!」 「おう!」 4人はがっちりと手を合わせ、作戦に移った!

 

 ひろみちゃんが閉じ込められた牢屋の中で見た1体の化石化した人間・・・。 よく見るとお父さんだった。

 「お父さん・・・お父さん、どうしたの?お父さんてば・・・!! お父さん・・・死んじゃいや・・・いや!!」

 ひろみちゃんは真っ白に化石化したお父さんにすがって泣き出してしまった。

 

 手分けして洞窟内を捜していると・・・ 「!!!!」 パンサー美佐ちゃんがばったり遭遇。 「うわぁっ!!・・・美佐ちゃん! ・・・??」

 牢屋の中で化石化した人間にすがり泣くひろみちゃんを見つけた。 「ひろみちゃん!!」 「あ!・・・おねえさん。」

 外から牢屋を開けて中へ。  「ひろみちゃん、やはり捕まっていたのね・・・かわいそうに。」 「お父さん、死んじゃった・・・。」 「二宮さんが!?」

 しかしパンサーが化石化した二宮さんの心音に気が付いた。 「生きてる! それに化石も溶けている!」

 パンサーが化石の溶解に気づいて手を置いたのは・・・  「あ!あたしがあげたバッチだわ!」 魚のバッチからひろみちゃんが流した涙が一筋流れ落ちた。

 「バッチのところからだんだん溶け出しているわ。」 「うん。恐らくひろみちゃんの涙で。」 「涙の成分に化石を溶かす力があるのかもしれない。」

 「こちらパンサー、2人を発見。 ジャガーバルカン発進願います!」

 パンサーの連絡でイーグルを乗せたジャガーバルカンが飛び出した。

 

 「さぁ、早く!!」 シャーク二宮さん達の元へ駆けつけ、化石の溶けた二宮さん達と秘密工場から脱出!

 しかしブラックマグマが通路に立ち塞がった! カブトガニモンガーが吹き付けてきた化石化ガスで5人は追い詰められるが、丁度そこへ

 ジャガーバルカンが上空から下ろしたクレーンで天井が破壊! 「今だ!!」 うろたえるブラックマグマを尻目に脱出!

 「逃がすものか!」 どんどん崩れて爆発する秘密工場の中をゼロワン1人で追いかけてきた! 「待て!!」

 しかし、その上からジャガーバルカンが天井を一撃! 崩れた天井がゼロワンに落ちてきた! 「あぁーーー!!」

 通路に倒れこんだゼロワンは・・・  「ヘルサターン総統、バンザーーーイ!!」 そう残して大爆発を起こした!

 

 「さぁ、早く!」 秘密工場の爆発を逃れて5人は何とか脱出した! 「美佐ちゃん!2人を頼む!」 OK!」

 東京中を大混乱させたカブトガニモンガーを倒す時だ!

 

 カブトガニモンガーサンバルカンに向かって化石化ガスを撒き散らしつづけた! 「化石にしてやる!!」

 「そいつに気をつけろ!」 1度肩を化石にされたパンサーの言葉で化石化ガスから逃げまわるばかり! なかなか技を攻撃ができない・・・が!

 カブトガニモンガーも化石化ガスもバルカンボールにはかなわなかった!

 

 「よくもゼロワンを・・・おのれ・・・サンバルカン・・・この埋め合わせは必ずするぞ・・・!覚えておれ!」

 

 「さぁ、いらっしゃい、いらっしゃい!!」 「ケーキください!!」

 二宮さんのケーキ屋からまた甘い香りが漂い始めた。 今日は太陽戦隊のメンバーも大売出しのお手伝い。

 二宮さんもあのバッチを胸に着けてケーキを運び出して来ていた。

 

 サンバルカン  そして美佐達の必死の戦いと父を思うひろみの涙がブラックマグマの野望を打ち砕いたのだ。

    頑張れ 太陽戦隊 サンバルカン!

 

***********おしまい。*********23話につづく♪

 

FIGHTING RECORD    


   みんみ。もの、おもふ。


***「かっ、肩がしびれる・・・」***

 ほぉ〜・・・。 体が化石になると痺れるんだなぁ〜・・・ なんて思って見てたんですよ。 正直。
 ・・・とふと考えたら、
これぶっちゃけ大事でしょう! 体が化石ですよ!? ちょっと強い風が吹いたらはらはらはら〜〜・・・って。
 粉になって肩が飛んでいっちゃうかもなんですよ! 今日会社で聞いたんですけど、近頃の若い人は、死んだ後火葬場で焼かれると、
カルシウム不足でお骨が残らないらしいんですよ。 ほとんど粉になってたり燃え尽きちゃってたりするらしいです。

 まぁ、地球平和守備隊で鍛えられた豹くんなら何の心配もいらないでしょうけどね。
 

*** 私も太陽戦隊の一員。***

 ひろみちゃんをふとした瞬間に見失ってしまった美佐ちゃん。 このセリフ、太陽戦隊としての重みがありますねー。
 とてもアタシにはこんなセリフ言えません(^^; 厄介な話はソッコー上司に振っちゃいますから。

 

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